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NO.26
たかが算数、されど算数

きらりと光る子どもの発想。授業を離れたひとときに、なるほどと感心させられたお話です。

私の学級では「給食ご招待」と称して、毎日の給食の時に一人ずつ先生の教卓で、私と一緒に仲良く食べる。
既に何回か巡っているのではあるが、その都度愉快なテーマを課している。今回は「算数の面白問題を出す」というテーマを課してある。それで、前に出てきて先生とみんなに問題を出し、それを食事をしながら楽しんで解いたり、出題者の解説を聞いたりする。
独自の問題を作ってきて提案する子もいれば、パズルの本から抜き出して出題する子もいる。
子どもの作った問題ではあるのだが、なかなか唸る問題もあるのだ。
紹介しよう。

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この問題、なかなかのものだ。
私も即座にはわからなかった。驚くべきはこの問題を見て、直感的に解けた子どもが二人もいた。子どもの頭の柔軟さに驚く。
「同じものを4つくっつける」と見えないものが見えてくる。平素そのような見方が大切だと言いながらも、それが使えるようになっていない自分に固さを感じる。
図のように、同じ形を4つ組み合わせれば全体が正方形。だから、基の形は4分の1の面積。

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また、簡単ではあるのが、使えるいい問題だなと感じさせるものもある。

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面積は等しいのだが、その理由を式変形しながら説明できることが望ましい。そのような目的をもってこの問題は使えるものだと思う。
子どもの提案する様々な問題は「たかが算数、されど算数」と感じさせる。問題を解くという活動が算数の全てのように感じている子や親、あるいは先生が多い中、時には子どもに問題を作らせてみるという活動もやってみるといい。算数観が変わってくる。